冠詞は名詞の前に置かれる単語のことです(aとかanとかtheとか)。
冠詞は、その名詞がどのようなものであるかを示します。
冠詞には以下の2種類があります。
1. 不定冠詞(Indefinite Articles)
不定冠詞は、特定されていない単数名詞の前に置かれます。次の2つがあります。
- A(ex. a book)
- AN(ex. an apple)
a と anは使用方法に違いがあります。
aは、先頭が母音(a i u e o)の発音をしない単語の前につける時に使います。
ex. a book(本 ブック), a peach(桃 ピーチ), a university(大学 ユニバーシティ)
anは、その逆です。先頭が母音(a i u e o)の発音をする単語の前につける時に使います。
ex. an orange(オレンジ オレンジ), an hour(一時間 アワー)
2. 定冠詞(Definite Articles)
定冠詞は、特定の名詞の前に置かれます。
3.不定冠詞と定冠詞の使い分け
以下が、不定冠詞と定冠詞の使い分けです。
a / anの使用例
- 新しい情報を紹介するとき
- I saw a dog in the park. (特定の犬ではない)
- 職業や役職を述べるとき
- 1つのものを指すとき
theの使用例
- 前に出てきたものを指すとき
- I saw a dog. The dog was very cute. (前に言及された特定の犬)
- 唯一の存在を指すとき
- The sun rises in the east.
- すでに特定されているものを指すとき
- Can you pass me the salt? (テーブルの上にある特定の塩)
4.冠詞を使わない場合
以下が、冠詞を使わない場合です。
- 不可算名詞や複数形の可算名詞が一般的な意味で使われるとき
- Information is important. (不可算名詞)
- Dogs are loyal animals. (複数形の可算名詞)
- 抽象名詞の前
- 固有名詞の前
- John is my friend.
- I visited Paris last summer.